【学童】小千谷市学童野球連盟の取り組み

11月30日、12月1日と二日間かけて、小千谷市学童野球連盟主催のイベントが行われました。「新潟医療福祉大学野球部in小千谷」と題し、佐藤和也監督の講演会、新潟医療福祉大学野球教室が開催されました。


【佐藤和也監督講演会】

11月30日の新潟医療福祉大の佐藤和也監督の講演会には、小千谷の学童野球指導者、保護者の方々が、50人あまり参加。新潟県内の野球の取り組みについて等、色々な話があり、参加者の方からは「もっと長い時間講演をお聞きしたかった」との声も多く聞かれました。

 

【新潟医療福祉大学野球教室】

12月1日は、午前と午後に分け、野球教室がおこなわれました。午前の低学年の部は約30人、午後の高学年の部は約40人の参加があり、大学生から野球の指導をうけました。低学年の部では、「野球遊び」を中心に、子供たちを飽きさせない「夢中にさせる仕組み」が随所にみられました。また、高学年の部では、体の使い方、色々な動きを体験する中で「無駄のない捕球動作・打ち方」を学びました。

 

【企画の経緯】

学童野球連盟立ち上げ時の方針に沿った形で、今回は企画がされました。下記、1~3の方針を佐藤監督に相談し、新潟医療福祉大学野球部がプログラムを組んで実現しました。

 

1.子供たちが安心、安全に野球が出来る環境作り

※指導者、保護者向け講演会で、野球肘予防の知識の共通意識を持つ事

2.野球の継続

※低学年は、新潟医療福祉大の生徒考案の野球遊びを通して、今までと違った野球を体験してもらう。高学年は、投球動作、肩甲骨、股関節の動きの重要性を学び、上のカテゴリーでも楽しく、怪我なく野球を続けるようにする

3.野球の普及未経験者でも楽しめる野球遊びを通しての野球の普及

 

◆主催をされた学童野球連盟の関係者

「従来型の指導方法を見直す機会になりました。今後は継続開催を行い、小千谷市独自の指導方法の確立を目指したいです」

 

◆佐藤和也監督

「野球の練習を工夫し、子供たちを飽きさせないように指導者にも考えてもらいたい。努力よりも、夢中にさせる。これが今は大切だと思う」

 

小千谷市では、学童野球の指導者が集まり、未来の野球界の為にと動き始めました。今春に立ち上がった連盟には、小千谷市内の5つの学童軟式野球チームが所属しています。2019年は、特に野球フェスタ等、野球普及の活動が目立つ一年となりました。各地でのこのような地元レベルでの熱き活動が、今後の野球界を支えると感じるイベントでした。

 

<参照>小千谷市学童野球連盟HP 新潟医療福祉大野球部Twitter