4月19日20日 『第8回女子硬式野球新潟大会』を無事に終えることができました。
大会を通じて感じたことを4回に分けてお伝えしたいと思います。
・大会を支える側の楽しさ
・知ってほしい女子野球の魅力
・女性の審判員さんと未来を創造する
・若手の力をかりて継続を目指す

今回は ~女性の審判員さんと未来を創造する~ について書きます。
野球はどうしても「男のスポーツ」というイメージがあります。でも「素敵なスポーツ」だから、野球を始める女の子達が今は増えてきています。ここまではとても嬉しいことです✨
そして、女子もいつかは大人になり、成長しながら野球を続けていきます。軟式、硬式、両方を経験する選手もいる、そこまでは男女に差はありません。

ただ、選手を続けた先に、指導者や役員、審判員など、様々な角度で「今度は野球界を支える側にまわろう」そう思ったとき、今現状では、女子だと道がほとんどないという現状があります。それこそ男性社会です。
「選手として頑張り続けた野球界に、何らかの形で関わって恩返しをしたい!」
そう思うのは、男子だけではなく、この先女子もたくさん増えるでしょう✨だからこそ、今、少しずつでも女性がかかわれる未来への道を作り始めたい。
その一歩目が、今回の女性国際審判員・和田佳奈さんの派遣依頼でした。新潟県としては本当に初の試みでした。
和田さんは栃木県の高野連所属。様々な大舞台にも立ち、地元の大会にも立つ和田審判員をお呼びして「女性の審判員さんもいる」と広く知ってもらうことが、まずは大きな目的の一つでした。
そして特に選手たちには「自分たちがこの先、野球を支える側にもなれる」と未来を思い描いてほしい。そんな願いを込めての今回の派遣依頼でした。

そして、いざ球場で。審判員としての彼女の後姿は、本当にかっこよかった!立ち振る舞いも、ジャッジも、キレも。
男女ということではなく、審判員さんとして場数を踏んで、そのうえで試合を動かしている姿に本当に感動。
ここにくるまでの苦労なども想像しながら、感慨深い気持ちにもなりました。
そして私個人としても、和田審判員と様々お話をさせていただき、これも貴重な時間となりました。

自分の背中を見せることで、未来に繋ごうとする姿。「なければ、作り出す、生み出す。諦めずにやり続けたら、未来はひらけると思うんです」
まさに「未来を創造する」そんな言葉がピッタリの和田審判員さんの姿に、今大会に来ていただいて本当に良かったと感じました。
彼女たちが、野球を楽しみながら大人になるまで野球が続けられる環境作りを。そして、その先までも夢を描ける未来への道を作ることも。
こうやって少しずつ、みんなで力を合わせながら「未来を創造できれば」いいですね。
※大会の結果は、新潟県女子野球連盟/女子硬式野球新潟大会のインスタとFacebookにあがっています。

テキスト : 頓所理加 →プロフィール