【高校】日本高野連に答申を提出

11月20日、日本高校野球連盟が設置した「投手の障害予防に関する有識者会議」の中島隆信座長は、日本高野連の八田英二会長に答申を提出しました。

投手の投球総数を「1週間で500球以内」とし、来春から3年間を罰則のない試行期間とする。また、3連戦を避ける日程を設定するなどが柱。29日の理事会に諮られる。

 答申では加盟校に対しても、週1日以上の完全休養日の導入、積極的な複数投手の育成を求める。野球界全体で取り組むべき課題としては、学童・中学における試合数を減らし、シーズンオフを導入すること、指導者のライセンス制を検討することなどを明記した。 

 中島座長は「この答申が出たからといって、全ての問題が解決されるわけではない。高野連は影響力が大きいので、今後学生野球全体の投手の障害予防、選手の人権尊重などを考えていただきたい」と話した。