【真下華穂】〈4月〉HARD OFF ECOスタジアム新潟、人工芝管理の田坂俊さんに迫る!!

 新潟県の野球場といえば“エコスタ”ことHARD OFF ECOスタジアム新潟。2009年に開場してから14年になります。今年、開場以来初の外野の人工芝張り替えが行われました。

 

 

テキスト : NGT48 真下華穂 →プロフィール

 

 グラウンドに入って見渡してみると、芝の緑色がすごく綺麗で遠くから見ても1本1本がしっかり見える状態で、野球をしたことがない私でも、「ここに滑り込んでみたい!」と思いました。

 

 

 これから検査が入るという状態の、まだ誰も入っていない外野ゾーンに最初に足を踏み入れさせていただきました…!他の球場も含め、数回外野ゾーンに入らせていただくことはあったのですが、その時の芝とはまるで違う一本一本の芝をすごく感じました。すごく心地よさがあり、芝を張り替えることがこんなにも大きなことなのかと感じました。

 

 

 管理を任されている田坂俊さんにお話を伺いました。

 なんと、エコスタのロングパイル人工芝は最新のもので、メーカーなど全て明治神宮野球場と同じものなのだそうです!芝の下には滑り込みの守備をしても痛くないようにゴムチップというタイヤと同じ素材のものが細かく刻んで入っているそうです。

 

 

 5月9日にエコスタで横浜DeNAと読売ジャイアンツの試合が行われます。通常の試合とNPB球団が試合に来る時ではグラウンド整備も少し違い、1週間前から試合のためのグラウンド作りが行われます。ベースやプレートを替え、ピッチャーマウンドや各塁の土の入れ替えをして、人工芝の状態を確認します。ルールに沿ったうえで球団からのリクエストに応じたグラウンド作りのために2〜4人で整備が行われます。屋内練習場もブルペンとして使用するため同じ状態にします。マウンドの整備だけで1時間かかることもあり、本当は12人ぐらいでやりたいほど、大変な作業だそうです。

 

 

 普段のお仕事はグランド整備はもちろん、エコスタ内の施設貸出を行っています。

グラウンド、屋内練習場、会議室を一般利用で貸出していて、野球以外にも利用する方はたくさんいて、結婚式の前撮りや体育祭に使われることもあるそうです!エコスタから魅力を創造して野球競技人口が増えるようにという願いが込められています。

 

 

 また、ツイッターで桜の見頃を発信していたりと、SNSを通じて情報発信にも力を入れていて、エコスタや新潟県へ訪れたいと思わせるきっかけ作りにも励んでいます。私も犬の散歩やウォーキングをしている方をよく見かけます。

 

 野球以外にも利用しやすい方法があるというのもエコスタの魅力だなぁと思いました。

 

 

 様々な形でエコスタを盛り上げていますが、主は野球。田坂さんは「何ができるとかではないけれど、感動を裏切らない球場づくりをしていきたいです。小学生の頃にエコスタで試合をした、新潟県出身のプロ野球選手もいらっしゃいます。こういった選手が出ることはすごく嬉しく、これからの励みになります。新潟県からもっと沢山のプロ野球選手が輩出するといいな。」と野球への想いを語ってくれました。