野球人口減少が叫ばれる中、新潟県内でも様々な取り組みがおこなわれています。現場の様々な野球をこのブログでご紹介していきます。
今回は、新潟市内のHBCドラゴンキッズ(学童軟式)さんのティーボールの取り組みをご紹介します。「野球の未来は、低学年の笑顔から」とは監督の岡邨直人さんの言葉です。野球が始めやすい環境、続けやすい環境を目指して。
テキスト:頓所理加 → プロフィール
■低学年が主役になれる場所
新潟県内では、学童野球や中学・高校野球だけでなく、さまざまな形で“野球の入り口”を広げる取り組みが行われています。今回は、「低学年が主役になれる場所」という位置づけのティーボールを推進しているHBCドラゴンキッズの岡邨直人さんにお話を伺いました。
■低学年の選手にも野球の楽しさを
チームとして本格的にティーボールに取り組み始めたのは2019年から。きっかけは、「1~3年生の低学年の選手にも主役として活躍してほしい」という思いでした。
従来の学童野球では、どうしても6年生や高学年が中心となりがちです。しかし、岡邨さんは「野球を始めたばかりの子どもたちが、試合で打席に立ち、活躍する経験こそが、継続につながる」と考えました。その思いから、チームとして本格的にティーボールを導入しました。
■誰でも必ず“打てる”野球
ティーボールの最大の特徴は、ティー台に乗せたボールを打つこと。ピッチャーが投げたボールを打つのではなく、止まっているボールを打つため、始めたばかりの子どもでも必ずバットに当てることができます。
「ボールがまだ怖くて守備は苦手。でもバッティングは大好き」。そんな子どもも安心して試合に参加できるのが、キッズティーボールの魅力です。選手交代も自由なため、無理なく楽しみながらプレーできます。
■低学年でも試合の経験を
現在は、NPO法人新潟野球人が主催し年5回開催される『キッズティーボール大会』に参加するほか、練習試合も定期的に実施。通常練習でも高学年とは分かれ、低学年も基礎から楽しく学べる環境を整えています。
そして目標は「全員が主役」のチーム運営。ティーボールを本格導入して以降、ドラゴンキッズでは低学年の入部者が増加。野球への入り口が広がった手応えを感じているといいます。
■誰でも始められる野球・続けられる野球を目指して
「6年生、高学年だけが主役のチーム運営ではなく、チーム全員が主役になること。それがチームの繁栄につながり、野球の裾野を広げることになると考えています。」
勝利至上だけではない、育成と楽しさを大切にした運営。そして、野球を続ける選手が増えて、自己実現や成功体験をつめる場として、野球があり続けることこそが、野球界の明るい未来につながるとも言えます。
<取材協力・写真提供>HBCドラゴンキッズ・監督岡邨直人氏




